この記事ではこんな疑問にお答えします。
せどりは安く買って高く売るビジネス・・・と思っている人が多いですが、実は正解ではありません。
せどりは安く買って「販売プラットフォームの相場」で売るビジネスです。
相場で売るのと高く売るのと何が違うの?と思うかもしれません。
確かに高い相場で売ることで利益を出すので、似ているようですが、
・高く売ると考えるか
・相場で売ると考えるか
この考え方ができるかどうかで、せどりのレベルは大きく変わってきます。
本記事では相場で売ることを意識する意味について、お伝えします。
相場を意識する3つの理由
私は商品を仕入れるときも売るときも、必ず相場を意識していますが、理由は3つあります。
売れる価格は相場価格
せどりで仕入れた商品をネットで販売する場合、必ずライバルが存在します。
ですので、自分が利益の出る価格で設定していても、ライバルが安く売っていれば売れることはほとんどありません。
また、ライバルがいない商品でも、過去の相場から大きく値上がりしていたり、似た商品があれば、あまりに高すぎる価格設定では、客はそこまでお金を出す価値がないと判断されて売れることはありません。
例えばどんなに卵料理が食べたくても、卵1個が1000円で売られていたら、買う人はほとんどいないですよね!?
つまり、商品が売れる相場価格で出品しなければ、売れることはほとんどありません。
プラットフォームごとに相場は違う
皆さんご存じの通り、せどりは仕入れ値と販売価格の価格差を利用して稼ぐビジネスです。
この価格差は仕入れの時は意識している人がほとんどですが、販売に関してはあまり意識しない人が多いです。
例えばメルカリだと1万円、ヤフオクだと1万2千円で売れる商品でも、慣れているメルカリで販売する人がほとんどです。
仕入れ時と同じように、販売先のプラットフォームごとの相場を意識するのとしないのとでは利益が大きく変わってきます。
相場は一定ではない
プラットフォームごとに相場は異なりますが、わかりやすい例としてAmazonで説明しようと思います。
Amazonでいうと「相場=カート価格」になります。
例えばこちらの商品、ずーっと一定のカートになっています。
この商品はこのままだと、1週間前も1週間後も418円ということになります。
ではこちらのグラフです。
鬼滅の刃のおもちゃの例ですが、発売直後は4000円ほどでしたが、一時期1万円を超えるまで値上がりしています。
その後、メーカー供給が追い付いてきて、2021年の2月にはAmazon本体も復活して、復活直前に仕入れたセラーは利益が出ず、大半は大赤字になっています。
つぎにこちらのグラフです。
ヒカキンがプロデュースした「みそきん」です。
セブンイレブンで数量限定で販売したところ、想定以上に売れたため、プレ値になっていますが、話題性が落ちてから回転が悪くなっているのがわかります。
また、8月中旬ごろに再販するとアナウンスがありましたので、今後の相場はどうなるか、想像できますよね。
つまり、相場は色々な要素が影響して変動するので、せどりではこの相場変動を予想できるかどうかが非常に重要になります。
未来の相場を予想する方法
せどりをしていればご存じだと思いますが、相場は需要と供給のバランスで価格が決まってきます。
欲しいと思う人が多くて供給が間に合わなければ価格は上がっていきますし、需要に対して供給が多すぎれば値崩れしていきます。
相場が下がる原因
相場が下がる時には必ず原因があります。
わかりやすい例だと、仮面ライダーなどのシリーズの終了間際に店舗で投げ売りするのは、テレビ放送が終わると需要が下がってしまうので、需要があるうちに投げ売りしています。
こうなると相場は下がっていきますね。
リサーチして仕入れをした時には利益がでる商品だったのに、いざ販売すると赤字になった、というよくある失敗の原因のひとつです。
相場が上がる原因
逆に相場が上がる原因は、需要があるのに供給が無いときです。
廃盤商品
需要があるのに供給が無くなる例が、日用品や家電などの「廃盤」です。
これまで使っていた商品のニオイが好きだった、前の商品の機能が無くなった、壊れたけど使い慣れた商品が良いなど、廃盤の商品の需要は意外とあるものです。
こういった商品は多少高くても買ってくれるので、相場は上がっていく傾向があります。
また、供給が限られていて、ライバルが増えにいので、私も廃盤を中心に仕入れをしています。
トレンド
テレビやSNSなどで短期間で需要が上がって、在庫が切れて値上がりする現象が「トレンド」です。
この場合のトレンドはメーカーの供給が切れているだけなので、メーカーが供給を再開すれば元の相場に戻ることがほとんどです。
また、トレンドにも強弱があって、弱いトレンドだと短期間で需要が元に戻りますので、仕入れていざ売ろう、とした時には大赤字なんてこともよくあります。
トレンドは短期間のものが多いですが、半年以上の長期に渡って続くトレンドもあります。
例えば有名な長期トレンドだと「鬼滅の刃」ですね。
発売から半年間は値上がりしても超高回転で売れていましたが、メーカー供給が追い付いて、からはトレンドが落ち着いてきたこともあって、一度も値上がりすることなく、今では投げ売り状態になっています。
まとめ
市場価格は常に変化していて、相場価格も常に変わっていきます。
過去のデータだけで高く売れる、と思って仕入れをすると、実は今の相場は値崩れしていることもよくありますので、相場を意識して仕入れ判断をしていきましょう。
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