この記事ではこんな疑問にお答えします。
せどりを始める動機は人それぞれですが、あなたはどんな理由でせどりを始めようと思いましたか？
・家事の合間にお小遣い稼ぎがしたい
・給料が上がらないので生活費の足しにしたい
・ブラック企業で会社を辞めて自分で稼ぎたい
など、理由は様々だと思いますが、どの理由であっても、せどりでどのくらい稼ぎたいか、目標金額が誰しもあるものです。
ですが、その目標金額設定がせどりの継続率に影響していると考えたことはありますでしょうか。
本記事では目標金額の設定とせどりへの影響についてお伝えしたいと思います。
目標金額の設定
せどりを始めるときは明確な目標を立てていない人が多いと思いますが、何となく、いくらくらい稼ぎたい、とは思っているものです。
では、みんながいくらくらい稼ぎたいと思っているかというと、5万円～10万円の人が圧倒的に多いようです。
ほとんどの人が自分で稼ぐ、ということをやったことがないので、アルバイト感覚で5万円くらい、10万円くらい、という目標を立てているのだと思います。
実際私も、せどりを始めた当初は月に10万円の利益を目標にしていました。
ですが、新品せどりで利益目標10万円は良くない、とすぐに気づいたので、最低でも30万円に修正しました。
なぜかというと、新品せどりで少額を稼ぐのは非常に効率が悪いのです。
少し稼ぐのが難しい理由
バイトで１カ月で５万円稼ぐのはそれほど大変ではありませんが、せどりで５万円だけ稼ぐのは意外と大変です。
理由は以下のとおりです。
固定費の負担が大きい
Amazonは大口で月額固定費がかかりますし、リサーチするためにツールを使ったり、外注したりして効率化しますが、利益額が小さいと経費負担が非常に大きくなります。
例を挙げると、
利益50万円の場合、Amazon月額5000円、ツール経費等の経費が1万円だと利益に対する経費の割合は3％ですが、
同じ経費でも、利益５万円だと経費の割合は３０％にもなります。
表にするとこんな感じです。
こうなると経費ばかり払って全然儲からない、なんて感覚になっていきますね。
成長しにくい
先ほどの例で利益5万円の人は経費負担が大きいので、新しいツール導入は難しいですし、それどころか利益を増やすために経費を削減しようとします。
一方、利益が出ている人は固定費の負担が小さいので、新規ツールを導入したり、外注化したりして効率化することができます。
つまり、稼いでいる人ほど稼ぎやすくなって、成長していきますが、稼げないと現状維持が精一杯で、あまり成長していきません。
せどりの作業負担は変わらない
利益目標が高い人と低い人を比較して、目標が低い方がせどりをしている時間が短いのでは？と思うかもしれませんが、実はそれほど変わりません。
何故かというと、
・リサーチにかかる時間はあまり変わらない
・FBAなどの発送外注を使えば発送作業の時間は大きく変わらない
と、せどりで一番時間のかかる、リサーチと発送の時間はあまり変わらないからです。
実際、私はせどりをしている時間は変わらない（というか減っている）のですが、利益額は圧倒的に多くなりました。
※もちろん、メルカリなどで単品販売している人は、作業負担が大きくなりますが、本ブログの趣旨と違いますので、割愛させていただきます。
目標金額を高くした場合
それなら目標金額は高い方が良いのか？というと、必ずしもそうでもありません。
見込み利益ばかり追ってしまう
目標金額が高いと目標を達成するため、見込み利益ばかりにとらわれて、無理な仕入れをしてしまう傾向があります。
無理な仕入れをすると
・不良在庫化
・赤字損切り
のリスクが非常に高くなり、頑張っているのに目標金額に届かず、更に無理な仕入れをする、という悪循環に陥る可能性があります。
キャッシュアウトのリスクが高い
無理な仕入れをするということは、仕入れ金額が大きくなるということですので、当然キャッシュアウト（資金切れ）のリスクが高くなります。
いくら見込み利益があっても、手元に現金がなければどうしようもありませんよね。
もちろん資金が潤沢にあればあまり問題になりませんが、ほとんどの人は限られた資金で、せどりに取り組んでいます。
そのため、資金が少ない方は目標金額は高めに設定しても、無理な仕入れをせずに、利益を仕入れに使って少しずつ利益を伸ばしていくのがおススメです。
まとめ
せどりは目標設定が意外と重要です。
厳しい言い方をすると、5万、10万くらいでいいなら、バイトの方が安全かつ確実に稼げます。
せどりに取り組むからには、ある程度の金額を目標にするのをおススメしますよ。
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