この記事ではこんな疑問にお答えします。
せどりで物販をするためには、当然ですが、商品を仕入れる必要があります。
実際の小売店であれば、特定のお付き合いのある卸問屋やメーカーから直接仕入れを行います。
ですが、せどりでは卸問屋やメーカーから仕入れるのは難しいですよね。
そこで、せどりでは主に小売り店から仕入れることになりますが、小売店にも店舗とネットショップがあり、ネットショップから仕入れる方法が「電脳せどり」と呼ばれています。
誰が言い出したかわかりませんが、上手いネーミングですね。
本記事では、電脳せどりの仕入れについてお伝えします。
電脳せどりとは
電脳せどりは上でもお伝えしたように、ネットショップから仕入れをするせどり手法です。
ネットショップと一口に言っても色々ありますが、例を出すと、
・Amazon
・ECモール(楽天市場、Yahoo!ショッピング、au Payモール(旧wowma)、ドコモ、、Q10など)
・独自ショップ(ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ハンズ、イオン、ロフトなど)
など、ECモールやネットショップを構えている小売店になります。
また、Net Seaやスーパーデリバリーなどのネット卸から仕入れる場合も、電脳せどりと言われています。
電脳仕入れのメリット
自宅で完結する
電脳仕入れの最大のメリットはズバリ、自宅で完結するという点です。
パソコンやスマホがあればどこでも仕入れができますし、店舗へ行く時間も必要ありませんので、時間効率が良いのもメリットです。
店舗せどりだと6時間稼働しても、そのうち3時間は移動だった、ということもよくありますし、電脳せどりなら人目を気にする必要はありません。
また、購入したショップから納品代行に直送できれば、自分は商品を見ること無くせどりが出来る、なんてことも可能になります。
オールジャンルせどりができる
電脳せどりはネットショップすべてがリサーチ対象になりますので、どんな商材でも仕入れ対象にすることができます。
例えば楽天市場ですと、家電をリサーチした後にシャンプーをリサーチする、といったことが可能で、仕入れの幅が広がります。
電脳仕入れのデメリット
違う商品が届く場合がある
電脳せどりでは商品を直接確認することができないので、思っていたのと違う商品が届くことがあります。
また、一部ネットショップでは商品ページでは廃盤になったJANコードだったのに、リニューアル後の商品を送ってくるショップもありますので、注意が必要です。
サイズが確認しにくい
商品ページの画像ではそれほど大きく見えなくても、実際に届いてみると、とんでもない大きさだったり、想像以上に重かったりということもあります。
これはAmazonなどでサイズや重さを確認することができますので、初めて仕入れをする商品は事前にチェックしてミスのないようにしましょう。
※サイズ確認はAmazonの商品ページやAmazonの料金シミュレーターで確認できます。
ライバルが多い
電脳せどりはネット仕入れなので、全国のせどらーがライバルになります。
つまり、現行品などはライバルが一気に増えて、価格崩壊の危険性が高くなります。
そのため、後で解説していますが、在庫状況を確認したり、セット商品で販売したり、何かしらの工夫が重要になります。
遠方は不利になることがある
ネットショップでは沖縄や北海道、離島などは別途送料がかかる場合が多いです。
自分の住んでいる場所を変えることは難しいので、送料が変わらないショップをリスト化したり、大量仕入れで1個あたりの送料を抑える、といった工夫が必要になってきます。
なぜ電脳せどりが成り立つのか
電脳せどりはWeb上で仕入れをするので、一般の人も誰でも価格比較が出来るので、みんな安いショップから購入するのでは?と思うかもしれませんが、全然そんなことはなく、他のショップより高くても売れていきます。
なぜかというと以下の理由があります。
ポイントを使いたい(貯めたい)
楽天市場などではポイントを付与しているので、そのポイントを貯めたり使ったりするため、他のショップから購入しない傾向にあります。
例えば、楽天ポイントは「楽天経済圏」という言葉が存在するくらいで、楽天カードや楽天市場でポイントを貯めて、楽天ペイで使ったり、楽天証券で株をしたり、楽天トラベルで旅行をしたり、と楽天ポイントが色々なところで使えるようになっています。
他のショップで購入する手間が面倒
ネットで欲しいものを探して、購入したことのないショップが最安値だったととしても、初めてそのショップを利用するときは、新規でアカウントを作る必要があります。
住所・氏名を入力して、クレジットカードを登録して・・・と、以外と手間がかかります。
しかも独自ショップだとクレジットカードの審査で弾かれる可能性もあって、非常に面倒です。
この手間を掛けるぐらいなら普段利用しているショップから購入しよう、という人が大勢います。
そもそも他のサイトを見ていない
実はこの理由が一番なのですが、多くの人は普段使っているショップ以外で商品検索をしていません。
ではどうやって商品を探しているかというと、普段楽天市場で購入する人は、最初から楽天市場の検索窓で検索して、出てきた商品の中から選んでいます。
つまり、他のショップの価格をそもそも見ていないのです。
電脳せどりのリサーチ方法
上でもお伝えしたとおり、電脳せどりはネットショップから仕入れをするのですが、Web上で価格比較して、販路(AmazonやYahoo!ショッピングなど)の販売価格と仕入れ先の価格差をチェックしていくのが基本です。
価格差のある商品を見つける
当たり前のことですが、一番の基本は価格差のある商品を見つけることです。
Aのショップ:5000円
Bのショップ:7000円
これなら2000円の差額があるので、手数料と送料を引いても十分利益が出ますよね。
楽天市場やYahoo!ショッピングはリサーチツールですぐに見つかって群がってしまうので、
・セット商品を探す
・廃盤商品など在庫が少ない商品を探す
などの工夫が必要になります。
割引特典を利用する
仕入れ値が安くない時に活用するのが、クーポンです。
有名なクーポンと言えば、楽天24の15000円以上で15%オフのクーポンですね。
何でも15%オフになるので、非常に強力です。
その他はYahoo!ショッピングのゾロ目の日クーポン、楽天市場のショップ独自クーポンなどです。
クーポンに限らずショップ独自のサービスは多くありますので、リサーチする前にまずクーポンなどが無いか確認するのが基本になります。
ポイントを上乗せして利益を取る
楽天市場では楽天ポイント、Yahoo!ショッピングではPayPayポイントなど、ポイントを付与する仕入れ先は非常に多いです。
たかがポイントと思う人もいますが、多いときには30%とか50%とかポイントが付く時もありますので、現金ベースでは赤字でも十分な利益が取れることもあります。
楽天ポイントやPayPayのポイントは、私生活でも使いやすいので、いくらあっても困らないですよね。
ポイントは年々改悪が続いていますが、それでもせどりの仕入れは金額が大きく、購入金額の1%でも年間1000万円の仕入れだと10万ポイントの上乗せになりますので、私もしっかり活用しています。
値上がりの見込める商品を仕入れる
これは特殊な例ですが、仕入れの時点では少し赤字だったり、超薄利の商品も結構みつかります。
ほとんどの人はそこで仕入れないのですが、私は商品によっては仕入れをすることも結構あります。
なぜか!?
ひとつは「廃盤商品」の場合です。
廃盤商品は供給が無くなりますので、仕入れておいて少し置いておく(寝かせといいます)と、3ヶ月後に十分な利益が取れる、といったことが非常に多いです。
もうひとつは「市場に在庫がほとんどなく、仕入れてしまえば値上がりする」というパターンです。
自分が仕入れをして在庫が切れれば、あとは価格を上げて売ることができるので利益が出ますよね。
ただし、値上がりを狙って仕入れをするのは非常に難しいので、経験を積んだ後に取り組むことをオススメします。
電脳せどりで失敗する原因
電脳せどりで利益を出すには、利益商品を見つけた時にトコトン調べるのが非常に重要です。
初心者の時によくあるのが、利益商品を見つけて喜んで仕入れをしたら、ライバルが急増した、赤字ラインまで価格崩壊した、こういったことがよくあります。
なぜこんなことになるのかわかりますか!?
答えは2つあります。
高値で仕入れていた
ひとつが、自分が仕入れたショップより安く仕入れができるショップがあった、ということです。
価格崩壊で赤字になって、みんななんでそんな金額で売るのかな?と思うと思います。
実際私も価格を下げて売るのは賛同しませんが、実は価格が下がってもライバルは利益が出ていることが多いです。
ではなぜ価格を下げてくるかというと、理由はシンプルで、もっと安く仕入れているだけです。
他にはポイントで利益を取れれば良い、というセラーもいますので、ポイント加味すると十分利益が出ている、ということもあります。
在庫が豊富だった
リサーチした時には利益が出る商品でも、在庫が大量にあればライバルが一気に増えます。
回転が良い商品なら値上がりを待つのも良いですが、売れ行きが微妙な商品だと、在庫をさばくために、赤字になっても売り切ろうとして、どんどん値下がりをする商品もいっぱいあります。
こういった在庫量を把握するためには、ネット上のショップ全体でどのくらい在庫があるか把握するのが非常に重要です。
赤字にならないための対策
では、こういった失敗を回避するにはどうすればよいか、というと、利益商品を見つけたときにネット上の価格調査と在庫量調査をする癖をつけるしかありません。
例えば楽天市場で利益商品を見つける→googleで検索して他のネットショップの価格や在庫を調べる、これをするかしないかだけでも全然違ってきますよね。
これを「水平展開」といいます。
まとめ
電脳せどりは全国のせどらーがライバルになります。
ライバルが全国に何万人もいるなら利益商品なんて見つからないし、見つかっても群がって価格崩壊が待っているのでは?と思うかもしれません。
しかし、リサーチ対象の商品は何十万、何百万とありますし、利益商品は今、この時も次々に生まれているので、凄腕のライバルがいくらいても全てをチェックすることは不可能です。
基本踏まえてしっかりリサーチしていけば利益が出る商品を見つけることは誰にでもできますし、リサーチするうちにコツを掴んで短時間で利益商品を見つけることができるようになります。
最初は大変ですが、頑張っていきましょう!
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