この記事ではこんな疑問にお答えします。
せどりで稼ぐためには色々しないといけないことがありますが、副業で自分でやりたくない作業のひとつが「お客様への商品の発送」です。
ミスが無いように気を使うし、何より自己発送だと数を発送しないと特約も組むことが出来ず、送料が非常に高くなります。
そこで活用したいのが、受注から発送まで一手に引き受けてくれる、フルフィルメントサービスです。
Amazonでは、FBA(フルフィルメントバイAmazon)が有名ですね。
本記事では、Yahoo!ショッピングで利用できる、フルフィルメントサービスについてお伝えします。
FBYとは
AmazonではFBAですが、ヤフショの公式サービスは「ヤマトフルフィルメントサービス」です。
正式名称は長いので、私は勝手に「FBY」と呼んでいます。
FBAとの大きな違いは、運営形態で以下のとおりです。
FBA=倉庫:自社、配送:ヤマト運輸など外部委託
FBY=倉庫:ヤマト運輸、配送:ヤマト運輸
つまりヤフショのフルフィルメントサービスは、すべてヤマト運輸に委託されていますので、配送のクオリティはFBAより良好です。
FBYのサービス
FBYは事前にFBY倉庫に商品を納品しておけば、ヤフショで注文が入った時点で自動的に商品を梱包、発送、出荷連絡をしてくれるサービスです。
商品が売れた後はパソコンで受注内容を確認をするだけで、後の作業が無くなりますので、浮いた時間を仕入れやカタログ作成に集中して使うことが出来るようになります。
優良配送
今のお客様は、配送が遅いと満足度が下がる傾向にあるため、ヤフショでは2020年12月から、一定の配送基準を満足する配送サービスを優遇する「優良配送」の表示を始めました。
この優良配送ですが、あるのと無いのとでは検索順位が大きく異なり、優良配送に対応できないショップは売上が大きく下がったほどです。
そんな優良配送ですが、FBYからの発送には無条件で適用されるようになりますので、大きなメリットです。
料金体系
FBYの料金体系は非常にシンプルで、配送手数料と在庫保管手数料のみになっています。
使った分だけしか費用がかからないので、お試しや、少ししか売らないショップでも安心して使えますね。
配送代行手数料
FBYの配送手数料は全国一律で以下の料金です。
ヤフショで注文を受けた際の手数料が、上段の「Yahoo!ショッピング」の行、マルチチャネルで発送した場合は中段の「その他」、一度に2個以上の注文を受けた場合の2個目は「追加ピッキング費用」になります。
特に120サイズまでが、格安であることがわかりますね。
在庫保管手数料
FBY倉庫に搬入後、商品が売れるまでの間はFBY倉庫に保管されることになりますが、その間は保管手数料が発生します。
例えば80サイズの商品を1カ月(30日)保管したとすると、
2.53円×30日=75.9円 ⇒ 76円(切り上げ)
となります。
FBAと比較すると少し高めですので、FBY倉庫へ大量に納品すると思った以上の保管手数料を取られてしまいますので、注意が必要です。
マルチチャネル
FBYではAmazonと同じように、ヤフショ以外の注文にも対応できる、マルチチャネルサービスが提供されています。
しかしながら、FBYのマルチチャネルはおススメできません。
FBYマルチチャネルがおススメできない理由
FBYマルチチャネルは、ヤフショ以外で売れた時にFBY倉庫から発送してくれるので、一見使い勝手の良いサービスに見えますが、致命的な欠点があります。
それは、マルチチャネル契約にすると、ヤフショで売れた時も手動で出荷指示が必要になるという点です。
自動化が最大の売りなのに、発送指示が手動になってしまうという何がしたいのかわからないサービスです。
実際、私はこのことを知らずに、一度マルチチャネル契約に変更したのですが、大変な目にあいました。
まず、出荷指示の方法が非常にわかりにくく、マニュアルを読み込んで出荷指示が出来るようになるまで半日、理解した後も、1件の出荷指示を作るのに5分ほどかかってしまうので、100件近くの注文を処理するのに、さらに半日かかってしまいました。
マルチチャネルの出荷指示を自動化するには、外部の有料サービスが必要になりますので、本気で多販路展開をしている人以外はおススメできないサービスになります。
まとめ
お客様への発送作業は大事な作業ですが、自分ですると時間ばかり取られてしまいます。
FBYは良いサービスなので、活用していく事をおススメします。
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