この記事ではこんな疑問にお答えします。
せどりで利益を出すためには仕入れをして、販売して、発送する、これが基本です。
この3つの作業のうち、せどりを始めたばかりの方が一番苦労するのが「仕入」で、まず利益商品を見つけたいと思いますよね。
そのため、仕入れにばかり力を入れがちですが、「販売」も非常に重要で、せっかく利益商品を見つけても販売に失敗すると、思ったより利益が出なかったり、不良在庫になってしまったり、結果が出なくなってしまいがちです。
ですが、販売にも力を入れると時間がかなり取られてしまい、特に仕入れ商品を見つけるのに時間がかかる初心者は、仕入れと販売で時間がかかってしまって、てんてこ舞いになってしましがちです。
ではどうすればよいかと言うと、「ツールを使う」という方法です。
費用がかかるので初心者は使いたがらないですが、実はツールは初心者ほど使った方が良いのです。
本記事ではAmazon販売で必須と言って良い、価格改定ツールの「プライスター」を紹介します。
価格改定ツールってなに?
「ツール」というとピンと来ない人もいるかもしれませんが、日本語で言うと「道具」です。
つまり価格改定ツールとは、自動で価格を変えてくれる道具になります。
Amazonで販売するには「カート」を取得することが非常に重要になりますが、カートを獲得する要件の一つが「価格」になります。
価格が安ければ安いほどカートを獲得できるのですが、価格を下げしまうとライバルが追従して価格崩壊してしまうので、「カートを取っているライバルセラーの価格に合わせる」のが基本になります。
このカートを取っているセラーの価格に自動で合わせてくれるツールが「価格改定ツール」です。
価格改定ツールが必要な人
ツールは何でもかんでも使えば良いというわけではなく、必要な人と不要な人がいます。
価格改定ツールが必須の人
価格改定ツールはAmazon販売で使うツールですので、以下はAmazon販売が前提になっています。
・新品で販売する人
・カタログに相乗りする人
・Amazonで本気で稼ぎたい初心者の人
上記に当てはまる人は、常に価格改定が必要になってきますので、価格改定ツールが無い状態だと販売で不利になります。
また、初心者もライバルがどういったツールを使っているか知るためにも、まず一度試してみてから、使う・使わないの判断をすることをおススメします。
価格改定ツールが不要の人
・Amazonで販売しない人
・Amazonの小口出品者
・独自カタログのみで販売するセラー
Amazonで販売しない人は、そもそも価格改定ツールは不要ですし、小口出品者はAmazonの仕様上、プライスターを使うことはできません。
また、独自カタログのみで販売する場合、ライバルの相乗りがほとんど来ませんので、価格改定は手動で十分になります。
使っても使わなくてもいい人
使っても使わなくてもいい、というと語弊がありますが、使った方がいいけど、必須までにいかないという人もいます。
・中古メインのセラー
中古も同じコンディションの出品セラーに価格を合わせる機能がありますが、中古は1点もので、それぞれ状態が異なりますので、無理に価格を合わせる必要がありません。
プライスターの機能
価格改定ツールには様々な種類が出回っていますが、私がお勧めするツールは「プライスター」になります。
プライスターの主な機能は以下のとおりです。
・価格改定を自動でしてくれる
・売れたら通知してくれる
・売上・利益情報をまとめて見ることができる
・出品・納品機能がある
・FBAの在庫状況が管理できる
・アプリに店舗リサーチツールが付いている
・サンクスメール(評価依頼)機能がある
ひとつずつ解説していきます。
価格改定を自動でしてくれる
価格改定はプライスターの最大の機能で、自分以外の出品者がいる場合、他の出品者が価格変更した価格に自動で追従してくれます。
この自動で価格を改定してくれる、というのが非常に重要で、なぜ手動ではいけないかというと、
・数円刻みで価格を下げてくるライバルがいて、手動で対抗しても全くカートを取れない
・価格が上がっていたの気づかずに、自分だけ安値で売ってしまい、利益を取り損ねた
ということが頻繁に起こります。
実際、私はせどりを始めて1年半、価格改定ツールを使わなかったのですが、自分以外のライバルの価格が上がっているのに、自分だけ以前のままの安値で販売することが多くて、この取り損ねた利益だけでもツールの月額利用料くらいはありました。
楽になる上に実質タダで使えていたので、今思えば、ほんとバカなことをしていたな、と思います。
プライスターの価格改定機能は、
・ライバルが値下げした時に追従して値下げする
・同じ価格のライバルがいなくなった時に、ライバルの最安値に自動で値上げする
・設定でAmazon本体を無視できる
といった非常に優秀な機能になっています。
この自動価格追尾も最低価格、最高価格を設定できるので、下げすぎを防止したり、ライバルより安く売ったり、自分の思うとおりに価格設定できます。
ちなみにAmazonからも価格改定機能が提供されていますが、下げる機能しかなく、非常に使い勝手が悪いので、おススメしません。
売れたら通知してくれる
スマホにプライスターアプリをインストールしておくと、売れたときに以下のようなプッシュ通知をしてくれます。
これが意外と便利で、これまであまり売れていなかった商品が、急に売れるようになったりした場合、トレンドやライバル減少で、価格が上昇するサインとなります。
通知がないと気づきにくく、気づいた時には在庫がない、ということもよくあって、取れる利益を取りこぼさないようにしてくれるので、通知は意外と重宝しています。
売上・利益情報をまとめて見ることができる
せどりで売上が上がっていても、常に支払いと入金があるので、実際にはどれくらい利益が出ているのか、把握が難しいです。
特にせどりを始めたばかりの人は、どれくらい利益が出ているかわからないと、モチベーションの低下につながります。
また、売上と利益額がわかれば、資金をどれくらい仕入れに回せるかわかりますので、キャッシュアウトのリスクも低くなります。
出品・納品機能がある
プライスターには出品・納品機能が備わっています。
出品機能
Amazonへの出品が超簡単にできるようになっています。
出品はAmazonセラーセントラルからもできますが、コンディションなど、毎回入力が必要で意外と面倒です。
また、セラーセントラルでは仕入れ価格の管理ができないため、プライスターを使っていない場合、利益計算をするためにはエクセルなどで管理する必要がありますが、これが非常に手間がかかります。
その他にも、Amazon出品時には危険物情報を入力する必要がありますが、プライスターでは、危険物情報を他のプライスターユーザーと共有しているので、他のユーザーが危険物情報を入力していれば、入力が不要になります。
一見地味な機能ですが、非常に役に立つ機能で、使ってみたらなるほど!と思うはずです。
納品機能
プライスターにはFBA納品機能もあります。
納品機能自体はセラーセントラルより少し便利くらいなのですが、商品ラベルはプライスターから印刷した方が圧倒的にわかりやすくなっています。
どういうことかというと、セラーセントラルから印刷した場合、FNSKUと商品名の頭と最後の一部だけしか印刷されず、色違いなど似た商品名だと、どの商品に貼ればいいかわからなくなって、貼り間違いが起こりやすくなっています。
一方、プライスターから印刷した場合、JANコードとが印刷されるので、貼り間違いのリスクが大幅に軽減されます。
また、24面の印刷用紙で印刷すると、「商品画像」まで印刷されるので、まず間違えることは無くなります。(↓こんな感じです。)
ちょっとしたことですが、ほんとに便利です。
(というより、Amazonの仕様が悪すぎます笑)
FBAの在庫状況が管理できる
FBAに入っている在庫が一目でわかるようになっていて、今どれくらい在庫を抱えているか
また、棚卸機能も付いていて、年末にFBA在庫の情報を出力できるので、確定申告の際に非常に重宝します。
アプリに店舗リサーチツールが付いている
店舗仕入れをする際には、何かしらのリサーチツールが必要ですが、プライスターアプリにはバーコード読込み機能が付いて、カート価格やランキングといった情報を取ることができます。
また、出品機能と連動していますので、リサーチして仕入れをすると決めたら、そのまま仕入れ値を入れて出品ができるので、家に帰って出品する手間が減って、非常に便利です。
これは実際に体験しないとわからないですが、一度使いだすと手放せなくなります。
サンクスメール(評価依頼)機能がある
Amazon販売をする上で、ストア評価は非常に重要な要素で、同じ価格設定でも評価1000のセラーと評価0のセラーではカート取得率が変わってきます。
そのため、特に新規で出店した人はストア評価が欲しいところですが、ただ待っていてもなかなか評価してもらえません。
そこで評価依頼メールを送信して、こちらから評価をもらいにいく方法が良いのですが、商品が届いたその日に評価依頼メールが来たら、まだ使ってもいないのにって、イラっとしますよね?
そのため、商品到着から1週間程度空けてから評価依頼メールを送るのが良いのですが、商品到着日を手動で管理するのは非常に大変です。
プライスターのサンクスメール機能はその点も万全で、商品到着予定日から○日後に配信、と設定できるようになっています。
また、Amazonの規約に沿った評価依頼テンプレートで送信されるので、考えることなく簡単に使うことができるようになっているのも親切ですね♪
※サンクスメールの設定方法はこちらで解説しています。
購入者が評価依頼拒否している場合
購入者が「評価依頼メール」をAmazonにて受信しない設定をしていると、サンクスメールを送信しても購入者には届かない仕様となっています。
この場合「購入者へのメッセージを送信できませんでした」という件名のメールが届きますが、気にする必要はありません。
評価依頼したくない人へ配信すると、低評価の元ですので、安心の仕様ですね。
プライスターをオススメする理由
価格改定ツールはプライスターだけでなく、マカド、ECザウルスなど多くのツールがありますが、その中でプライスターをオススメしている理由があります。
機能が充実していて使いやすい
これまで機能をお伝えしてきましたが、どの機能も直感的に操作できるようになっていて、パソコンが苦手という人でも、非常に使いやすい仕様になっています。
高機能だけど使いにくければ意味がないので、ほんとうに上手く作っているな、と感心してしまいます。
常にアップデートしている
プライスターは価格改定ツールの先駆け的ツールで、歴史があります。
こういったシステムは、後発の方が先発のツールを参考に悪い部分を直してくるので、後発のツールの方が使いやすくなることが多いのですが、プライスターは常に改良を重ねていて、不満だった機能を修正してくれています。
これはプログラムの大幅な見直しが必要になることが多いので、儲かれば良い、という会社は付け焼き刃的に修正して結果、使いにくくなっていくことが多いので、ほんとうにすごい事です。
会社の対応が非常に良い
プライスターはcapselZという会社が運営していますが、この会社はサポートだけでなく、ユーザーに寄り添っていることで有名です。
ユーザーの意見を聞いて機能改善していくのはもちろんですが、過去、豪雨や台風などで大きな被害があった地域のユーザーの月額料金を無料にする、といったことまでしています。
自分達のできる範囲で支援ができないか、と考えての行動だと思いますが、ここまでやってくれる会社はなかなか無いですね。
価格改定機能以外にもサービスを提供している
ツールを提供している場合、通常はツールだけのサービスなのがほとんどですが、プライスターでは、
・納品代行外注の仲介:プライスターパートナー
・段ボールなどの梱包資材等の販売:プライスターショップ
・FBA納品専用サービス:プライスター便
上記の3つのサービスも展開しています。
特に納品代行については、自分で探すこともできますが、自分で教えないといけなかったり、突然やめてしまったりするリスクがありますが、プライスターパートナーは教育が終わっていますので、すぐに使うことができます。
無料期間がある
プライスターは、1カ月間無料で使用することが出来ます。
実際に使ってみて効果が無いと思えばいつでも解約することができますので、使いこなせるか不安、という方でも安心してテストすることができます。
まとめ
価格改定ツールは放っておいても売れやすい状況を作ってくれて、かつ、利益を最大化してくれます。
固定費はかかりますが、価格改定を手動でする時間を考えると、その時間をリサーチに当てれば、月額費用分くらいの利益はすぐに見つかるようになります。
経費は少ないに越したことはないですが、ケチりすぎると逆に利益が取りにくくなってしまいがちです。
時間を買っていると割り切って使っていきましょう!
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